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市販のモノ・・・ 美容室のモノ・・・ その3

2009/07/05
前回のつづき・・・

【有能な誤魔化し成分】そんな事を言ってしまったら、その成分がちょっとカワイソウなのですが・・・

それはどんな成分なのかと言うと、シャンプー剤にはあまり必要のない油成分の事なのです。

シャンプーの一番の目的は頭皮の汚れ【酸化した皮脂・古い角質】等のアブラやタンパク質の汚れを

適度に落とす事にあります。 

しかし、油分の配合が多いシャンプーを使えば、シャンプーしながらまた上からアブラを塗る様な

矛盾した結果になってしまいます・・・ 

しかも、その油分が酸化しやすいとしたらシャンプーしている意味はあるのかな?と・・・

でもナゼ?あまり必要のない油分をたくさん配合しなければならないのでしょうか?


理由は・・・ 売れないから(笑)

ラウリルやラウレス硫酸Naなどの高級アルコール系界面活性剤が主成分のシャンプー。

洗浄力がありアブラ汚れを良く落としてくれるのですが、髪がゴワゴワになってしまう・・・

主成分をアミノ酸系やベタイン系等の界面活性剤にすれば、余分な油分は必要ないのですが

製造コストが掛かったり、宣伝広告費などのコスト面との兼ね合いが難しいのでしょうかね~
(TVCMしている製品の価格の内訳。。。ほとんどが宣伝広告費と言われてます。。。)

そんな訳で、洗い上がりの手触りをツルツル・サラサラにするために油成分を配合して、

消費者ウケを良くしているのですよ。

そんなツルサラ成分の代表が【シリコン】と言うコーティング剤、このシリコン…一部の説では

発癌性があるとか、皮膚にくっ付き皮膚呼吸を妨げるとか、毛穴につまるとか言われていますが、

実はその様な事は無く、人体に対してまったくの無害であると言う見解が出されています。

では、実際に成分表示名称を見てみることにしましょう。


水、ラウレス-2硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ジメチコンジステアリン酸グリコールセタノール、コカミドMEA、ポリクオタニウム-10、クエン酸ナトリウム、水添ポリデセン、安息香酸ナトリウム、EDTA-2ナトリウム、PEG-7M、トリ(カプリル/カプリン酸)トリメチロールプロバン、クエン酸、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、香料、キシレンスルホン酸アンモニウム、塩化ナトリウム

前回と同じ製品です。

ジメチコン=シリコン剤

ジステアリン酸グリコール=油剤・パール化剤(製品に真珠の様な光沢を与える)

セタノール=油剤(リンスやトリートメントの主剤に使われる事が多い)

この他にも感触向上成分は配合されているのですが、配合の多いものを挙げてみました。

この場合、洗浄成分の次に多く配合されているのが、シリコンや油剤になりますので、

アブラが結構高配合なシャンプーで洗い上がりはツルっとすると思います。

でも、この場合のツルツルはゴワゴワの上にアブラを塗っただけの誤魔化しにしかすぎません…

ツルツルの下の髪は、シャンプーごとにダメージを受けているのですが気付きませんよね。

1ヶ月くらい使い続けて、髪も傷み続けて、アブラのコーティングでも追いつかなくなってくると

急にパサパサの乾燥毛になってしまいます。。。 そしてシャンプーを変え。。。またパサパサ。。。

リニューアルしてダメージケア成分がパワーアップ!思わず購入して。。。

最初は良いけどまたパサパサ。。。 こんな連鎖が続くのです。。。

そこで、シャンプー選択のポイントはシリコンや油剤が入っていないを製品を選ぶと言う事!

誤魔化し成分が無配合でも、ツルツル・サラサラに洗い上げる製品だって沢山あります。

そしてもう一つ、補足のチェックポイント!

シャンプーのキャッチや宣伝文句にある《高純度○○プロテインやらスーパーヒアルロン○○…》

と言った毛髪補修成分や栄養成分の配合量について。。。

キャッチに記載されている成分などは、*が頭についてたりして表示成分名が記載されている事が

多いのですが、では実際にどのくらいの量の補修成分が製品中に配合されているのでしょうね~

全成分表示は配合量の多い順に書かれていますが、見るポイントは防腐剤や殺菌剤。

パラベンやフェノキシエタノール、イソチアリゾンや安息香酸Naなど、これらは製品が腐敗しない様に

ほとんどの製品に配合されています。

ただ、これらの成分は法律によって配合の上限が決められていて、配合量は製品中の1%以下と

決められています。(成分によって0.2%以下のものなど様々です)

防腐剤や殺菌剤を探して、もしも高純度補修成分などの名称が後に書かれていたならば・・・?

どうでしょう?高純度補修成分・微配合…と言う事になりますよね。

まぁ、キャッチが嘘ではないのですが、宣伝ほどの補修効果はあまり期待できないでしょう・・・

今まで何の気無しに使っていたものも、ちょっと調べてみるだけで意外な発見があるものです。

市販のものに限らず、美容室で扱うプロ用の製品も調べて見たらトホホな結果になる物も多く

僕ら美容師も、もっと知識を得なければプロとして良いアドバイスができません・・・

ネットの普及で情報が溢れ、シャンプー一つとっても様々な情報が集められます。

しかし、変に偏った情報や嘘紛いの情報も多く、正しい判断をするのが難しいですよね。

まずは良い製品を見つけて、良い製品をつくるメーカーを見つける!

信頼できるモノづくりをしているメーカーが見つかれば、長いお付き合いが出来るのでは

ないでしょうか。

製品を見れば、その製品をつくったメーカーさんのモノづくりの姿勢が見えて来たりもします。

そんな良質のシャンプーを探して、本当のヘアケアーを目ざしてみては!!





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22:05 シャンプーについて | コメント(1) | トラックバック(0)

市販のモノ・・・ 美容室のモノ・・・ その2

2009/06/21
前回のつづき。。。

今回は、シャンプーやトリートメント等の化粧品類の成分表記についてお話しましょう!

シャンプーボトルや容器の裏側に、カタカナで小さく書かれているのが製品の配合成分です。

《全成分表示》=その製品の本当の姿がそこに書かれているのですが、

化学とか突っ込んで勉強した事のない人にはチンプンカンプンですよね・・・

日常、それらの製品を扱う美容師でも何だか解らないと言う人が結構いたりして…

まずは、例題を参考に大まかに解説していきます!


この製品は市販のシャンプーで、ダーメージケア成分がダイヤモンドの輝きを与えると言うモノ。

成分は…

ラウレス-2硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ジメチコン、ジステアリン酸グリコール、セタノール、コカミドMEA、ポリクオタニウム-10、クエン酸ナトリウム、水添ポリデセン、安息香酸ナトリウム、EDTA-2ナトリウム、PEG-7M、トリ(カプリル/カプリン酸)トリメチロールプロバン、クエン酸、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン、香料、キシレンスルホン酸アンモニウム、塩化ナトリウム

と、難解なカタカナがズラり。。。 色々な成分名称が書かれていますね~

実は、この成分名… 配合量の多い順に書かれているって知ってましたか?

シャンプーの場合、一番多く配合されてるのが“水”なんです。何か意外ですね…

そして水の次に書かれているのが、主成分(主洗浄成分)になります。 

その他にも、主洗浄剤を補助する成分や感触を良くするための成分、毛髪補修成分や

香料、防腐剤や製品を安定させる成分等が配合されて製品が作られています。

これらを踏まえて、シャンプーの性質を見極める上で大切になってくるのが

【主洗浄成分が何なのか】と言うことです。

上記の製品の場合、主洗浄成分が【ラウレス-2硫酸アンモニウム】になりますね。

この【ラウレス-2硫酸アンモニウム】高級アルコール系と呼ばれる界面活性剤で、

洗浄力や脱脂力・タンパク変成作用が強く、髪もゴワゴワ・パサパサになる可能性が…

洗うたびに髪にダメージを与えてしまう成分のはず。。。

不思議なことにこのシャンプー、分類はダメージヘア用になっているんです?

ダメージヘアによりダメージを与えてしまうかも知れないのですが… ナゼでしょう??

それにはちょっとしたカラクリがあるんです。

ダメージや洗い上がりのゴワゴワ・パサパサを、何も無かったかのように覆い隠す!

有能な誤魔化し成分が影に潜んでいたのです。。。!!      

                                             つづく…




19:07 シャンプーについて | コメント(0) | トラックバック(0)

市販のモノ… 美容室のモノ… その1

2009/06/17
聞かれる事が多々ある、市販のヘアケア製品と美容室のヘアケア製品との違い。。。

色々な製品がありますが、ヘアケアーに於いて最も重要な【シャンプー剤】についてのお話を…


今現在、市場には様々なタイプのシャンプーが出回っていますよね!

ダメージヘア用・カラーヘア用・頭皮用・硬い髪用・柔らかい髪用・クセ毛用… ナドナド…

スーパー等で、自分の髪の悩みや状態に合わせてシャンプー剤を選び購入して毎日使う訳です。

【補修成分○○が髪の芯まで浸透して、傷んだ髪を修復!輝く髪へ!!】

良くありがちなシャンプーの宣伝文句ですが、この様なキャッチコピーの製品を毎日使用して

傷んだ髪が修復されて輝きが蘇った事ってありますか?一時的にはあるかもしれません。

が、1ヶ月位使っているとまたバサバサな髪に逆戻り…なんてケースがほとんどですよね。

テレビCMなんかの説明とは大違い!? と思いますよね。。。 

でも、新製品が出たり、製品がリニューアルされたりするとついつい手がでてしまう…

もし、本当にダメージが修復されて、髪が健康な状態に改善される良いシャンプーならば

新しい製品を出したり、リニューアルをかけたりって事、必要ないと思いませんか?

皆が気に入って使ってるのに中身が変わっちゃうんですよ。。。 変?ですよね??


製品の中身【成分】が見えてくると、その製品のカラクリが見えてきます。。。

次回は、製品の成分の《見方》についてお話致します。






08:32 シャンプーについて | コメント(0) | トラックバック(0)
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